前回のラスト、「私と結婚しませんか」と大見得切った本城寺さん
それに付き合うことになった大原君…の第2話です
「本当の結婚じゃありません。”ふり”です」
本城寺さんがわりと簡単に「結婚」って言ったなーと思った前回だったのですが、結婚というカタチというか器が欲しかったのね
損得勘定から始まる結婚というと「逃げ恥」を思い出したりもしますね。
(「逃げ恥」は仕事と家事についてについての話だったので「結婚するって本当ですか」とはまた別の切り口から描いていて面白かったです)
この作品は結婚、つまり新しい家族という器が先にあって、その器の中を埋めていく話なんだなということを理解したような気がします。
ところで、「結婚するって本当ですか」ってなかなか長いタイトルなのでそろそろいい感じの略称が欲しい(笑)
2話は本城寺さんは他人の前では出さないけど行動力の塊だということを描いていたと思います。
旅行の計画が好きって話もそうだし、TVで絶景ポイントなんてやっていたらとりあえず地図を開いてどうやって行くか考えていそう(ただし実際には行かない)
結婚しませんかって言って、翌日もう会社に「結婚します!」って宣言できるなんて並みの人にはできませんって本城寺さん!!!
結婚報告を前に胃がキリキリしちゃう大原君には親近感を覚えます。私なら絶対こうなる
本城寺さんは思い切りが良すぎるし何よりも肝が据わっている…。それを割と素の状態でやっているんだから手ごわい女性ですよね
親に報告する前に会社に報告なんだなーって思いました。結婚ってなんだかんだお互いの家族がかかわってくるのでかなり一足飛びな感じがしました
一人暮らしだから本城寺さんも大原君も家族の影が見えないんだけどどういう家族構成してるんでしょうね…。ちょっと気になるところ
「結婚するって本当ですか」という漫画が目指していることって2つあると思うんです。
1つは、上のほうでも言及していますが
「家族という器の中身を埋める」ということ
2つめは、
「世間一般の結婚のイメージとのギャップを埋めていく」ということ
結婚を報告しての黒川店長のリアクションは、2人が想定していたパターンではありませんでした
それは盛大に祝福されてしまったのだから
確かに結婚っておめでたいことです。周りからしたら祝いたい気持ちもよくわかります
結婚式って華やかで幸せなイメージ、ありますもんね
でも大原君と本城寺さんが目指す結婚は幸せではなくてお互いが1人と1人で快適な生活を送ること。祝われてもどう返していいかわからない…でも周りは祝ってくる。それで2人はパンクしていまうのですが(笑)
結婚=幸せ?それとも?どんな結果が待っているかはまだ全然見えないんですが、最終的には幸せだなあと思ってほしいと思います
多分今後周りから「結婚式はいつするの」ってせっつかれると思うのですがここをどう乗り切るのかとても楽しみ。私はのらりくらりと逃げ続けた結果、写真だけは取りました。そういう作戦もあります
最後のアオリによると次回も「結婚の魔力」に2人が襲われるそうなので、しばらくは「結婚」もしくは「家族」についての周りとの価値観のギャップに振り回されそうです。
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